数年前のデング熱の流行で、夏の必須アイテムとなっている虫よけ剤。
我が家では、置いておくだけで虫よけができる虫よけ剤を使っていたこともあったのですが、それでは、肝心の人の血を吸う蚊を除けることができないと知り、昔ながらの火を付けて使う蚊取り線香が活躍中。
ただ、火を使うものなので、子どもの手の届かないところに置いたり(我が家では基本的に勝手口の外側にぶら下げています)、使い終わった後、火が消えたかどうかの確認を念入りにおこなっています。
蚊取り線香を使っていて、気になるのが燃えた後の灰。
そのまま〈燃えるゴミ〉(地域によって名称が異なる場合もあります)として出しても良いものか?と思う方もいると思いますし、私のように、ただ捨ててしまうのはもったいない…と思う方もいるのでは?
今回は、そんな蚊取り線香の灰についての情報をまとめてみました。
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目次
蚊取り線香の灰の捨て方は?
蚊取り線香の灰は、基本的に〈燃えるゴミ〉(燃やせるゴミ、という名称の地域も)として出して良いそうです。
ということは、蚊取り線香と同じく、仏壇用の線香なども燃やせるゴミでOKのよう。
ただ、どちらも、完全に火が消えたことを確認してから捨ててくださいね。
完全に火を消すために、水をかけて、その後、灰は排水溝に流してしまうという方もいるようですが、配水管が詰まってしまう可能性もありますので、あまりオススメできません。
毎日のように使うというお家では、不要な空き缶(フタのついたものの方が良い?)を用意しておいて、そこに灰を溜めておいてから、まとめて捨てると便利かも?
捨てる前に再利用してみる?
以前、私の祖母が、仏壇用の線香を植木鉢に撒いていました。
昔から伝わる〈草木灰(そうもくばい)〉と呼ばれるものと同じ理屈なのかな?と思ってたのですが…。
ちなみに、草木灰とは、植物を燃やして作った灰のことで、土壌改良のときや肥料として使ったり、虫よけの効果も期待できるそう。
それならば、蚊取り線香の灰なら、なおさら虫よけ効果が期待できそう…!と思うところですが、残念ながら蚊取り線香の灰には虫よけ効果がないようです。
では、少しは土壌改良の役に立つかというと、さほど効果は期待できないとか。
かといって、害になることもないようなので、まさに”毒にも薬にもならない”と言ったところでしょうか。
自然に帰すということを考えると、土に撒くのが一番”地球に優しい”のかもしれませんが、マンションなどにお住まいで撒く場所がないときには、燃えるゴミとして出すほうが楽チンですね。
また、灰の細かい粒子は研磨剤としても使えるそう。
少しだけ水分を含ませて、汚れの気になる部分をこするだけ…ということですが、まずは目立たない部分から試してみてくださいね。
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我が家の場合は?
我が家では、生ゴミなどの燃えるゴミは、いったん家の外のゴミ箱に集めています。
外に置いているとは言え、夏になると臭いや小バエが気になるんですよね…。
フタを開けた瞬間、もわ〜っと臭いと小バエが湧き出てくるのには、参ります。
でも、頻繁に蚊取り線香の灰を捨てているときは、なんだか臭いがおさまっているような気がしないでもないような…。
もしかしたら、炭と同じように灰にも消臭効果があるのか!?
それとも、一時的に、アロマな香りの蚊取り線香を使っていたので、灰にもその残り香があったからか…?
まぁ、こちらも、畑や植木鉢の土壌改良と同じく、気休め程度なのかもしれません。
まとめ
蚊取り線香の灰には、残念ながら虫よけ効果はないようです。
また、土壌改良や肥料としての役割もあまり期待できないようで、なんとももったいないところ…。
それに、一度に出る量も少ないですし、一夏分集めたとしても、どっさり…というにはほど遠いかもしれません。
灰は、研磨剤としても使えるようですが、蚊取り線香に含まれる成分が気になる(燃えてしまった後は、ほとんど残っていないようですが…)ので、台所の五徳や刃物を磨くのは気が引けますよね。
自転車のホイールや外で使う金物などを磨く程度にしておいた方が良いかもしれません。
我が家では、まだ研磨剤として蚊取り線香の灰を再利用したことがないので、今度試してみようと思います。
ちゃんと磨けるかな…?