スリッパとサンダルは何が違うのでしょうか…なんとなくスリッパの方が古臭く、サンダルの方が新しく感じます。
「トイレスリッパ」とは言うけれど「トイレサンダルは言わない」。
「ビーチサンダル」とは言うけれど「ビーチスリッパ」とは言わない…
どうしてなのでしょうか。その違いと、言われ方の歴史を解説していきます。
[ad#ad-1]
目次
言葉のちがいを知りたい人の味方!国語辞典
スリッパとサンダルを三省堂の「デイリーコンサス」で調べてみました。
スリッパ | 室内履き |
サンダル | 履物 |
なにか思っていたものと違う回答が返ってきました…
ということで、小学館の「デジタル大辞林」でも調べてみました。
スリッパ | 足を滑り込ませて履く、室内用の上履き |
サンダル | 1足をおおい包まず、甲の部分にひもなどをつけた婦人用靴。
2足の甲部分に幅広いバンドをつけた履物。 3古代ギリシャ・ローマが履いた、わらじに似た皮の履物。 |
やっと違いが分かるような解説にたどり着けました…。
つまりは、スリッパは「室内履き」でサンダルは「屋外履き」、共に足を完全には覆い隠さないもの。と定義づけられているようです。
そして、サンダルには「女性用」という言葉もありました。現在使われている意味では、男性用ものものありますが、サンダルと言われれば女性用 のものを想像する人が多いのではないでしょうか。
[ad#ad-1]
古代ギリシャ・ローマ人が履いたサンダル
この編み上げたような靴は古代ギリシャ・ローマの軍靴でした。こういった履物が現代まで語り継がれ、履かれるようになりました。
たしかに今でもこのような皮のサンダルは見ることが多いですよね。当時は室内履きでもあったようですが、日本のように内外を分けてる文化ではないため、やがて日本では外で履くものをサンダルと呼ぶようになったのでしょう。
まとめ
何千年前も前の物を現代でも履いているというのは、面白い話でしたね。
勝手に使い分けていましたが、室内履きと屋外履きという違いがあることも、改めて考えると「たしかに」と思えることだったのではないでしょうか。スリッパは英語ですが、室内でも靴を履く習慣のある英語圏の人はどう使い分けているのでしょうか…