たわしは、古くから使われてきた家庭用品です。
掃除に使ったり、泥のついた野菜や靴を洗ったりするときに便利なので、今でも、一家に1本は必ずあるのではないでしょうか?
そんな「たわし」ですが種類が何個かありますよね!原料や作り方など含め、今回は「たわし」についてまとめてみました。
目次
たわしの種類
「たわし」と聞いて、私たちがまず思い浮かべるのは、茶色くコロンとした卵に似た形の”亀の子たわし”ですよね。
実は、この”亀の子たわし”という名前は、「亀の子束子西尾商店」というメーカーの登録標章なんですよ。
亀の子たわし以外にも、持ちやすいように柄の付いたもの(トイレや靴を洗うときに使うと便利)や、身体が洗えるようにひもが付いたもの(背中をゴシゴシするときに便利)など、いろいろな種類があります。
普段、台所で使っているようなスポンジも広い意味でたわしに含めることもあるようです。
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たわしの素材や原料
茶色のコロンとした形状のたわしは、シュロやヤシの繊維から作られています。
現在は、ほとんどの”亀の子たわし”は、ヤシの繊維から作られているようですよ。
国産のシュロで、たわしを作っているのは、現在では、和歌山県海南市に本社のある高田耕造商店のみだそう。
天然素材のもの以外では、ナイロンや金属でできたものもありますよね。
こういったものは、簡単に量産できるので、100円ショップでもよく見かけます。
また、小学生時代、ヘチマの栽培をし、実からたわしを作ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ヘチマのたわしも、食器洗いや身体を洗うのに使える万能たわしなんですよ。
たわしの作り方ってどうするの?
さて、一般的なたわしの作り方をご紹介します。
まず、シュロやヤシなどの素材の繊維を束ねます。
この束ねる作業にも職人さんの技が光ります。ざっと簡単にまとめちゃダメなんですね。
まとめた繊維を製品の大きさに合わせカットした後、半分に折り曲げてある針金の間にセット。
この作業にも、職人さんたちの高い技術力が必要なのだそう。
針金に繊維を均一に広げた後は、ギューッと針金を巻き上げていきます。
平らだったものがねじり上げられて、棒状になるので、それをたわしの形に曲げ、余分な繊維をカットしたらできあがり!
写真付きの、もっと分かりやすい解説は、こちら↓
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まとめ
こだわり抜いて作られた「たわし」は、なかなかのお値段がしますが、使い勝手の良さや耐久性などで優れていると思います。
消耗品として、100円ショップのものを活用するのも良いですが、長ーく大切に使いたいのであれば、天然素材のたわしを選ぶのも一つの方法ですよね。
今回、ご紹介したたわし製造メーカーでは、オンラインショップもありますので、近くのお店で手に入らないときには、そちらも利用してみてください。