毎日のように、痛ましい交通事故のニュースが報道されています。
通学中の子供たちの列に、高齢ドライバーや脇見運転の車が突っ込むという被害者側には、これ以上注意しようがない事故も多発していますよね。
改めて、運転する側としては気を引き締めていかないなぁと思うところです。
まず、ドライバーができることと言えば、交通ルールの遵守とシートベルトの着用。運転する人だけでなく、助手席・後部座席の人も着用することが法律で義務づけられています。
え!?後部座席も?という方は、いまだに多いのではないでしょうか?そんな方のために、簡単にまとめてみました。
目次
シートベルト後部座席の義務化について!罰則は?
2008年より、後部座席でのシートベルトの着用が義務化されました。
違反した場合には、ドライバーに対し、1点の違反点数が加わることになります。
ただ、これは、高速道路を運転している場合で、一般道路で取り締まりを受けたときには、点数は加わらないようです。
そのせいか、後部座席でのシートベルト着用率は、高速道路では70%台、一般道路では、30%台と低くなっているとのこと。
参照 : JAF シートベルトが命を守る
どこの座席でもそうですが、シートベルトをしていない状態で交通事故に遭うと、車の外に飛び出してしまう可能性が…。
特に後部座席でシートベルトを未着用だと、着用しているときよりもはるかに高い確率で外に放り出されてしまうようです。
後部座席には、お子さんが乗ることが多いと思いますので、特に、注意が必要ではないでしょうか。
大切なお子さんを守るため、後部座席でも必ずシートベルトを着用するようにしましょう。
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後部座席も警告音鳴らすようになる?
最近の自動車は、運転席や助手席でシートベルトを着用していないと警告音がなるようになっていますよね。
それをうっとうしいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが…。
後部座席でのシートベルト未着用による死亡事故が多発していることで、国土交通省は、全座席でシートベルトが未着用の場合、警告音が鳴るようにすることを義務化することに。
といっても、今すぐの話ではなく、2020年の秋以降に発売される新車が対象になるようです。
多くの車では、座席への圧力(重さ)を感知して、センサーが反応し警告音が鳴るようになっていると思いますが、誤作動も多いようですね。
私も、助手席にちょっと重い荷物を置いただけで、アラームがピーピー鳴っているのを聞いたことがあります(一瞬、ドキッとしました)。
後部座席なら、特にいろいろと荷物を置くと思いますので、各自動車メーカーでは、誤作動が起きないようなセンサーを開発してくれると良いのですが…。
一般道と高速道路で厳しさが違うの?
先ほども書きましたが、後部座席でのシートベルト未着用の違反点数1点が加算されるのは、高速道路で運転中の場合。
高速道路で違反した場合も、点数は加算されますが、反則金が取られることはありません。
法律で義務化したんだったら、高速道路でも一般道路でも、同じように取り締まらないといけないのでは?と思うのですが…。
それに、”事故を抑制するため”というなら、もうちょっと罰則を厳しくしても良いのかもしれません。
実際には、高速でも一般道でも、後部座席は視認しにくいものなので、おまわりさんたちも気がつかないこともあるようですし、いちいち、車を停めさせて確認する…ということが面倒なのかもしれませんね。
かといって、後部座席でもシートベルトをしないのはダメ−!
大切な人を守るためにも、車に乗るときには、全座席でシートベルトを着用するようにしましょう。
これ以上、痛ましい事故が続くようであれば、今後は、一般道での取り締まりも厳しくなるかも?
そのときになって慌てないように、今から、どの座席に座ってもシートベルトを着けることを習慣にしておくと安心ですね。
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まとめ
自動車で事故を起こしてしまうと、その車を運転している人だけでなく、相手側(車だけでなく、バイクや自転車、歩行者)も命の危険にさらしてしまうこともあります。
まずは、そのことをしっかりと自覚し、安全運転をすること。
それと、交通ルールをきちんと守ること。
ほんのちょっとの距離だから…と、油断していると大きな事故を引き起こすことにもなります。
車に乗ったら、まずはシートベルト!これを習慣づけるようにしてくださいね。