2018年に入り、各地で大雪が記録されているようです。東京都心でも10cmほど積もった日があったとか!あまり雪の降らない場所で積雪があると、あっと言う間にパニック状態になってしまいますよね。
普段やったことのない雪かきやタイヤチェーンの装着など、雪が降ると面倒なことが増えますが、やはりここでも普段からの備えが大切なのだなぁ、と改めて思ったところです。
雪の降る前に準備しておきたいものの一つが「融雪剤」。どういう仕組みで雪を溶かすのか?どのようなもの(素材)なのか?気になったので、情報をまとめてみました。
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目次
「融雪剤」って何?「凍結防止剤」とは違うの?
まず、「融雪剤」って何なの?と思ったので、そこから調べてみました。
Wikipediaで見てみると、「雪や氷などを溶かし、生活に支障をきたさない状態にする剤のこと。凍結防止剤、凍結抑制剤とも呼ばれている」とのこと。
「融雪剤」=「凍結防止剤」だったのですね。
その仕組みは、塩化ナトリウムや塩化カルシウムを使い、雪や雪が解けてできた水の”凝固点(ぎょうこてん)”を下げるというもの。
凝固点とは、液体が固体になる温度のことで、水の場合は0℃、そこにいろいろな不純物が混ざると0℃を下回っても固体にならない(凍らない)というのは、理科の実験でやったことがあるような…。
塩化ナトリウムとは、要するに塩のことで、比較的安価で手に入りやすいため、融雪剤として活用されているようです。
融雪剤にはどんな種類があるのかな?値段は?
先ほども書いたように、よく使われている融雪剤は、塩化したナトリウムなど。
ナトリウムのほかにも、カルシウムやマグネシウムなども使われているそう。
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塩化カルシウムでは、5kgで800円ほど。
ちなみに食塩は、5kgで400円ちょっと。
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普通のお塩でも、雪を溶かすことができるので、お家の前に撒くときには、食塩でも良いかな?
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こちらの塩化マグネシウムは、25kgで3500円ほど。
酢酸マグネシウムも使われることがあるようですが、こちらにも塩は含まれているようです。
これら塩を含んだものは、散布後の塩害が問題となっているので、塩分を含まない尿素などを使うところもあるそう。
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こちらは、非塩化物を使っているので、塩害の心配はないようです。
20kgで5000円超えというお値段が気になるところですが…。
炭素微粒子などで黒色に着色された融雪剤もありますが、こちらは、太陽の熱を利用して雪を溶かすため、日陰や夜間では効果が期待できないとのことです。
安価で効果があって…という、万能な融雪剤というのは、なかなかないんですね。
融雪剤の使い方
融雪剤の使い方は、とっても簡単。
袋から出して、そのまま撒くだけ!
ただ、融雪剤が手に付くと手荒れなどの原因になりますので、手袋をして撒くと良いとのことです。
雪が降る前に撒いておくと、凍結を防ぐことができるので、雪の予報を聞いたときには、早めに準備しておきましょう。
また、お家の前などに撒くときは、植木などの植物や門扉など鉄製のものにかからないようにご注意くださいね。
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まとめ
我が家の周辺は、ほとんど雪が降ることはありません。
ただ、池や川が多いので、そこにかかる橋の上は、よく凍結しているようです。橋のたもとには、塩化カルシウムなどの入った袋が置かれていますし、実際に自分で撒いたことがあるという方もいるかもしれませんね。
雪深い地域では、自治体から融雪剤の配布もあるようです。万が一のときにそなえて、お家にも一袋、融雪剤を用意しておくと良いかもしれません。