海外旅行に行く際、気になるのが訪問前に予防接種が推奨されている地域があること。
日本国内では、ほとんど感染者を出さないような病気でも、海外ではいまだに根絶されていない場合もあるので、注意が必要です。何年かごとに、国内でも流行する麻疹や風疹のウイルスも海外から持ち込まれることがきっかけですよね。
特に気をつけておきたいのが、ウイルスを持った蚊に刺されることによって発症する病気。日本脳炎や黄熱など、ワクチンで予防できる病気もありますが、デング熱のように発症してしまうと対処療法しかできないものもあるようです。
そんなとき、何より有効なのが蚊に刺されないこと!長袖・長ズボンなどで身を守りつつ、蚊取り線香や虫よけスプレーなどを有効に使いましょう。
今回は、海外でも使われているという蚊取り線香についての情報をまとめてみました。
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目次
蚊取り線香は海外でも使われている!?
蚊取り線香は、日本の夏には欠かせないもの。
もちろん、現在、主に使用されている渦巻き型のものを発明したのも日本人です。
渦巻き型の蚊取り線香を発明したのは、”キンチョー(金鳥)”でおなじみの大日本除虫菊の創業者・上山英一郎さん。
それは、明治23年のことでした。
それから約100年。
今では、日本国内だけでなく、蚊の被害に悩まされている東南アジアやアフリカなど、海外でも活用されているんですよ。
日本の僻地でもそうですが、電気の通っていないところでは、蚊取り線香が大活躍!
https://twitter.com/hossy99asialife/status/674443176749301760
タイで売られている蚊取り線香のパッケージは、こんな感じだそう。
oh…!蚊がリアル…。
https://twitter.com/misato1015/status/893782874247184384
カラフルな色使いが楽しいタイの雑貨ですが、蚊取り線香入れもこんな感じなんだそう(日本でも、外国の雑貨を取り扱っているお店で売られているかも?)。
海外に製造工場を持つ企業も!
先ほどご紹介したキンチョー(大日本除虫菊)では、海外にも工場を持ち、それぞれの国に合わせた害虫駆除製品を作っているのだとか。
外国では、蚊やハエなどの害虫が媒介する病気がまだまだ蔓延していますものね。
ほかにも、アース製薬、フマキラーでも積極的に海外での販路を広げているのだとか。
外国の方にも用途がわかりやすく、さらに使いやすく工夫を凝らしてくれているんでしょうね。
蚊取り線香のように、簡単な仕組みで使いやすく、それだけで蚊が駆除できるとなれば、海外の方も喜んで使ってくれると思います。
これからは、国内よりも海外のほうが需要が高まるかもしれませんね。
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蚊取り線香は飛行機にも持ち込める!
東南アジアや中東など、海外でも、上でご紹介した日本企業が製造した虫よけ製品を買うことができます。
日本で買うのとあまり変わらない値段で買えるようですので、いざというときには現地調達という手もありますが、念には念を入れて、自分で持っていきたいという方もいらっしゃるでしょう。
蚊取り線香は、火の付いていない状態なら、当然、飛行機に持ち込むことができます。
手荷物として持っていくのも良し、スーツケースなどに入れておいて預けるのも良し。
安心して蚊取り線香を持って旅行に行けます。
ただ、マッチやライターは、航空会社や路線によって持ち込みも預けるのもダメというところがあるようなので、現地調達するほうが良いかも…。
不明な点がある場合は、利用する航空会社に問い合わせていくと確実ですね。
まとめ
もともと、〈除虫菊〉という植物は外国から日本にやって来たものなのだとか。
それが、巡り巡って、蚊取り線香となり外国で役立っているんですね〜。
おなじみのぐるぐる渦巻きが外国の方にも愛用されているとは、なんだか、不思議な気分です。
現地でも買うこともできますが、日本で購入したものも飛行機に持ち込みもできるのでさらに安心。
蚊取り線香は、旅行やお仕事で海外に滞在される方にとっては、身を守る大切なアイテムです。
有効に使って、蚊が媒介する病気を予防しましょう!