皆さんは木綿豆腐と絹ごし豆腐は、どちらが好みですか?
おうちによって「お味噌汁に入れるものは必ず絹ごし」などと決まっている家もあるかもしれません。
絹ごしは絹でこしているのでしょうか?
いろいろな疑問が出てきますが、今回はそんな豆腐の種類による違いを解説します!
目次
木綿豆腐と絹ごし豆腐のちがいは何?
豆腐は、どんな豆腐でも「豆乳」から作ります。
そして、豆乳をにがりで固めて固めたものを「豆腐」と呼んでいるのです。
ずばり、木綿と絹ごしとの違いは、この豆乳から豆腐になるまでの道のりが違います。
では、道のりを簡単に図で表してみますね。
木綿豆腐は、木の箱に木綿をひいておき、そこににがりを入れた豆乳を流し込み、さらに重しを置いて固めていきます。
重しを置いているため、余分な水分が少なくなり、絹ごしよりは固い口当たりになっています。
対して絹ごし豆腐は、その重しを置く工程をしていない水分の多い豆腐です。
ただ、水分が多い分、味が薄くなってしまうので、木綿豆腐よりは濃度の濃い豆乳が使われます。
工程を見てわかるように、絹ごし豆腐は絹を使いません。何かをこしているわけでもないのです。
「絹のような柔らかい口当たり」という意味なんです。
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”3.jpg” name=”田中さん”]僕の彼女も絹のような口びるや[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=“1.jpg” name=”山田さん”]田中くんの妄想の彼女でしたっけ[/speech_bubble]
栄養やカロリーのちがいはあるの?
製法が違うので、1丁あたりの栄養素やカロリーの違いが出てきます。
簡単に以下にまとめてみます。
栄養素はグリコの「栄養成分ナビゲーター」(http://www.glico.co.jp/navi/index.html) で調べました。
1丁には諸説あるので、ここでは1丁300グラムとして計算しています。
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”L1″ icon=”3.jpg” name=”田中さん”]栄養成分ナビゲーターすげえ[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=“1.jpg” name=”山田さん”]便利なので使い道多そうですね[/speech_bubble]
ご覧いただけば、わかると思いますが、基本的に木綿豆腐の方が栄養価が高い分、カロリーも高くなっています。
水分を抜いている分、栄養素が凝縮していると考えるとよいでしょう。(カリウムやマグネシウムが絹ごしの方が多いのは、にがりの力だけで固めようとしているからです。)
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実はこの二つ以外にも…
豆腐の種類といえば、「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」が頭に浮かぶと思いますが、実は結構多く種類があります。
- ソフト豆腐 (木綿豆腐の工程中、余り崩ずしを行わないで、かつ、圧搾を少なくし、「ゆ」を余り取らないで仕上げた豆腐)
- 充てん豆腐 (冷却した豆乳と凝固剤を容器に入れ密封し、加熱して作った豆腐)
- 沖縄豆腐 (落花生(ピーナッツ)を使った沖縄県や鹿児島県の郷土料理)
- ゆし豆腐 (沖縄の郷土料理で、豆乳ににがりを入れただけで枠に入れて固める前のやわらかいおぼろ状の豆腐)
- 焼き豆腐 (水切りした豆腐の両面を直火で軽く焼いて炙(あぶ)り、焼き目をつけたもの)
- 凍り豆腐 (豆腐を凍結させ海綿状の組織をつくり,乾燥させたもの)
- 豆腐よう (島豆腐を米麹、紅麹、泡盛によって発酵・熟成させた発酵食品)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
私は今まで口触りだけで木綿か絹ごし化を決めていたので、栄養価が違うことを知ったときは驚きました。
しっかり栄養を取って、満腹感を得たい人は、木綿を、カロリーを抑えたい人は絹ごしを選ぶとよさそうですね。
また、この2種類以外にもたくさんの種類の豆腐があるので、この機会にスパーで探してみてはいかがでしょうか。