牛乳と混ぜるだけで簡単に美味しいデザートが作れる「フルーチェ」。親子で楽しく作るだけでなく、子ども一人でも安心して作って楽しめるように開発されたのだそう。
でも、ときどき、上手く固まらないなど失敗してしまうこともあるようで…?そもそも、フルーチェってどうして固まるの? 美味しいから食べ過ぎちゃった!大丈夫?など、気になったので調べてみました。
目次
フルーチェは豆乳や低脂肪乳で固まらない?
フルーチェの箱の裏には作り方が載っていますよね。
そこには”「乳飲料」「加工乳」や「豆乳」では固まりません”と書かれていると思います。
では、何を使えば良いのでしょうか?
公式サイトを見てみると”「種類別 牛乳」と書かれたものを使ってください”と書かれていました(「成分調整牛乳」も使えるそうです)。
ハウス食品 フルーチェブランドサイト フルーチェの作り方のページ
牛乳とは、まさに牛のお乳のみを原料にしたもののこと。
販売するときには、加熱殺菌処理をされていますが、それ以外、手を加えていることはありません。
では、フルーチェは、本当に「牛乳」以外を使ったときには、上手く固まらないのでしょうか?
実際にユーチューバーの方が実験した映像がありました。
ミルクティーなどの乳飲料や豆乳を使用していますが、ものの見事に固まってないですね。
固まる!固まらない!の違いは何故?
では、なぜ、フルーチェは牛乳を入れると固まるのでしょうか?
それは、フルーチェに含まれる「ペクチン」が牛乳の中に含まれている「カルシウム」と反応するからなのだそう。
ハウス食品 よくあるご質問「フルーチェが固まる理由を教えて下さい。」
ペクチンは、リンゴやミカンなどの果物や野菜に含まれる天然の成分で、ジャム作りのレシピに「レモン汁:少々」とあるのは、このペクチンの成分を利用して固めるためなのです。
ジャムの場合は、一定の酸と糖とが反応して固まっているのですが、フルーチェのようにカルシウムと反応して固まることもあります。
加工乳や乳飲料の場合は、牛乳ほどのカルシウムが含まれていないため、フルーチェが上手く固まらないということなのですね。
飲むヨーグルトなら、成功する確率が高そうなので、次にフルーチェ作る機会があれば試してみたいと思います。
飲むヨーグルトにもカルシウムが入ってるはずなのに、フルーチェ(のペクチン)で固まらない!解せぬ(´-ω-`)
と思ってたら成分表示……。安定剤入ってるとダメなのね……。 pic.twitter.com/2RbU7PWfmz
— 深波💮原稿やれ (@_373) 2016年11月1日
安定剤(しかも、この場合はペクチン!)が入っているものはダメなのですね。
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フルーチェは食べ過ぎても大丈夫?
美味しいフルーチェですが、うっかり食べ過ぎちゃった!というときには、どうなるのでしょうか?
フルーチェのイチゴ味、1袋は200g。一人分の目安は、50gだそう。ということは、フルーチェ1袋は4人前なんですね!(よく見たら、パッケージの表にも書いてました…)
そこに牛乳(乳脂肪分3.8%のものの場合)をプラスして作ったときのカロリーは、1人分で75kcal。私、うっかり1袋が1〜2人前だと思って、家族とガツガツ食べてましたよ…。
まぁ、全部一人で食べちゃったとしても、300kcalですからね…
好きすぎて、毎日、大量に食べてしまう!というのであれば、それはちょっと…と思いますが、デザートとして適量を毎日食べる分には問題ないと思います。
ただ、牛乳を使いますので、アレルギーのある方、飲むとお腹がゴロゴロしちゃうという方はご注意くださいね。
なんでも、ほどほどが大事です!
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まとめ
料理は化(科)学!とはよく言ったもので、まさにフルーチェは化学変化を活用したデザートなのですね。
お子さんと一緒に作る場合は、「どうしてフルーチェは牛乳を入れると固まるの?」と聞かれることもあるかもしれません。
ちょっとだけでも、固まる理由を知っていると、お子さんとの話も盛り上がりますよ。知らなくても、一緒に調べることで、理解が深まります。美味しい上に、いろいろな知識も身につくフルーチェ!今日のおやつにいかがですか?