毎年、”この夏一番の暑さ”という言葉を何度聞くでしょうか。
今年の夏も暑くなるのかなぁ…。
何とか涼しく快適に過ごせるようになるグッズはないか?と、インターネットで探していると、冷風を送ってくれるベスト(外で作業をするお仕事の方が着るようなやつ)のようなハイテクなものもたくさんあるようですね。
ハイテクなものも良いのですが、昔ながらの「うちわ」も良いものですよ。
中でも、「水うちわ」というものが気になったので、調べてみることにしました。
目次
水うちわとは?扇子と違うの?
「水うちわ」と名前だけ聞くと、”水でできたうちわ”を想像してしまいますよね。
実際の「水うちわ」は、和紙でできたうちわを水に浸して使うものだそう。
見た目は、骨組みに竹が使われている昔ながらの和紙のうちわですが、使用されている和紙は”雁皮紙(がんぴし)”と呼ばれる高級なもの。
その紙の上にニスを塗り、水をはじくような加工をしたものを「水うちわ」と呼ぶようです。
軽く水に水うちわであおぐと、水しぶきがかかります。そのことにより気化熱が発生し、涼しくなる…というメカニズムのようですよ。
昔の人は、そこまでの科学的な知識を持っていないとは思いますが、経験の中から、”暮らしの知恵”を生み出してきたんですね。
「水うちわ」があるなら、「水扇子」はないの…?と思って調べてみたのですが、水に濡れても大丈夫なプラスチック製の扇子くらいしか見つかりませんでした。
水うちわの使い方は?平均的な値段も
「水うちわ」の使い方は、とっても簡単。
水を張った洗面器や桶の中に軽く浸すだけ!
ニスで加工されているので、多少、水に強いとは言え、長時間浸けておくのはNGだそう。
水うちわの魅力は、透き通るほどの透明感です。長時間、水に浸けておくと、ニスが変色して透明感が失われてしまうそうですよ。
水うちわに使用されている雁皮紙は、岐阜の和紙職人たちが丁寧に漉き上げたもの。
手間暇かけて作られた素材ですので、やはり、水うちわ自体のお値段も少し高くなってしまいます。安くても7000円台、高ければ、数万円というものもあるようです。
大切な人への贈り物として買っている方も多いようですし、うちわとして使うのではなく、インテリアとして使う方もいるようですよ。
通販で買える女子が可愛くてお勧めな水うちわ
インターネットで、手軽に買える「水うちわ」はないかな〜?探してみると、結構ありました。
こちらの商品は、職人さんの手作りとなっているわけではないですが、これくらいのお値段なら、気軽に試すことができそうですね。
こういった柄のものは、海外の方にも喜ばれそう!
何でもそろうAmazonでも買えるようですよ〜。
Amazonでも取り扱いのある「家田紙工」さんのものは、全国各地に取扱店があるようです。
↑ページの一番下に、取扱店舗(ネット通販含む)一覧が載っています。実店舗でも見てみたい場合は近所のお店を調べて一度、実物を見てみたくなりますよね〜。
そんな方は、お近くのお店に足を運んでみてください。
[ad#ad-1]
まとめ
東日本大震災以来、エコを意識して暮らす方が多くなったように思います。
特に、夏はエアコンなどの使用で電気代がかさむ時期です。
少しでも、お金をかけず、快適に過ごす工夫をしている方も多いのではないでしょうか。
水うちわも、東日本大震災の後、注目が集まり、生産が追いつかないところもあるようです。
貴重な伝統工芸品でもある水うちわをこの夏、使ってみませんか?