先日、北朝鮮から発射されたミサイルが我が国の上空を通過するという事案が発生しました。
J-ALERT(Jアラート)の警報音で目が覚めたという方も多かったようですね。もし、警報音が鳴って、避難することが必要となったとき、私たちはどこに逃げれば良いのでしょうか。
内閣官房の国民保護ポータルサイトを見てみると、「頑丈な建物や地下に避難する」「物陰に身を隠すか、伏せて頭を守る」などの方法が記載されています。
でも、都会ならまだしも、地方には地下街が整備されたところも少ないですし、頑丈な建物と言われてもどこにあったかな?というところ。
いつ、どこで緊急事態が発生するかもわかりません。いざというときのため、ミサイルから避難できそうな場所(特に地下街)について地方別にまとめてみました。
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目次
北海道
北海道の地下街は、札幌駅を中心に広がっています。
ミサイルが狙う場所と言えば、やはり大都市でしょうから、道庁所在地である札幌市も標的の一つになっているかもしれません。
札幌市内には、地下街だけでなく地下鉄の駅もあるので、万が一のときには、そちらも利用できそうですね。
東北地方
調べてみると、東北地方には地下街と言える場所はないようです。
宮城県仙台市内には、地下鉄の路線が運行されていますので、もしものときには、駅構内に居るほうが安全かもしれません。
先日のミサイル通過のときには、東北の皆さんは困り果ててしまっていたようですね。
TLの東北の民、近くに頑丈な建物も地下もなくてキレながらTwitterしてる
— マト (@mato_mato12) August 28, 2017
関東地方
他国からミサイルで攻撃を受けた場合、一番の標的になるのは、日本の首都である東京。
幸い、都心部には、地下街や地下鉄も整備されているところがあるので、逃げ込める場合には、そちらを利用することができますね。
コンクリートでできたビルもたくさんありますし、少しでも助かる可能性を求めるなら、すぐに建物内に避難してください。
東京都以外では、横浜や川崎、小田原の駅周辺にも地下街があるので、駅周辺でミサイル発射の情報を知った方は、地下に逃げるようにしてくださいね。
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甲信越地方
この地域では、新潟市の「西堀ローサ」、富山県高岡市の「クルン高岡」が地下商店街、石川県の金沢駅前「ポルテ金沢」に地下のフロアがあるようです。
雪の多い地域なので、地下鉄の路線があるのかな(特に新潟)と思ったのですが、残念ながら、地下鉄は走っていないようです。
中部地方
中部地方では、名古屋の大きな地下街が有名ですよね。
名古屋以外でも、大きな駅の周辺で地下のフロアがあるところもあるようです。
静岡駅から静岡県庁までは、アクセスが便利なように、一部地下道も整備されているそう。
そのほかの県でも、県庁所在地にある駅には、地下のフロアがあり、そちらに逃げ込むこともできそうです。
近畿地方
近畿地方には、大阪・京都・神戸と大きな街があり、それぞれ、地下街・地下鉄も整備。
大阪・梅田地区の地下街は広大で迷路のようですし、なんばや天王寺の地下街も連日、多くの人が行き交っています。
京都駅前、神戸・三宮の地下街も買い物客や観光客で賑わう場所ですよね。
奈良や和歌山でも、観光の拠点となる駅には、地下フロアがあるので、出張や観光などで来られた方は、ひとまず駅を目指して逃げると良いのではないでしょうか。
四国地方
四国には、もしかして地下街がないのかな?と思って調べてみると、愛媛県松山市に「まつちかタウン」という場所があることがわかりました。
四国地方のそれぞれの県庁所在地には、大きな百貨店があるようですので、建物の強度のことや地下フロアがあることを考えれば、逃げる場所としては、まず百貨店を目指すのが良いかもしれませんね。
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中国地方
中国地方で一番大きな地下街があるのは、岡山県とのこと。
岡山駅に直結した「岡山一番街」や「ペスカ岡山」など、通路も広く、利用しやすいようですよ。
広島にも「紙屋町シャレオ」という地下街があり、百貨店やホテルなども連絡通路でつながっているそう。
九州・沖縄地方
九州地方で一番の繁華街と言えば、福岡市の「天神」。
福岡市内には、天神地下街のほか、博多駅の地下にも地下街が整備されています。
福岡市内には、地下鉄の路線もありますよ。
九州地方は、中国や朝鮮半島に最も近い地方ですので、危機感を感じながら生活されている方も多いと思います。
沖縄には、米軍の基地もありますし、もしミサイルが発射されるなら、標的にされている可能性は高いはず。
沖縄には、地下街はないのですが、那覇中心部には地下駐車場があるようです。
まとめ
今回は、万が一の際に、逃げ込める地下街を中心にご紹介してみました。
でも、地下街や地下フロアがある場所は限られていますよね。
内閣官房の国民保護ポータルサイトでは、周りに建物がない場合の避難方法(物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る)も紹介されているので、目を通しておくと良いですよ。
自治体によっては、ミサイルの飛来を想定した避難訓練を実施しているところもあるようです。
お住まいの地域でそのような訓練の予定があるなら、ぜひ、参加してみてくださいね。
いざというときに、きっと役に立つと思います。
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