毎年、新春と夏休み前に放送されている人気番組「はじめてのおつかい」。
子どもたちがお家の人に頼まれたおつかいに一生懸命取り組む姿は、本当にいじらしいものですね。そんな「はじめてのおつかい」について調べると、同じタイトルの絵本があることがわかると思います。
どっちが先に世に出たのかな?絵本も、小さな子どもが”初めてのおつかい”に出かけるお話なんでしょうか?気になったので、調べてみることにしました。
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目次
絵本『はじめてのおつかい』ってどんなお話?
絵本『はじめてのおつかい』の発行日(初版)は、1977年4月。
表紙には、女の子が牛乳パックを持ってニッコリ笑顔です。お話を書いたのは、筒井頼子(つつい よりこ)さん、絵を描いたのは林明子(はやし あきこ)さん。
『はじめてのおつかい』のお話は、赤ちゃんが生まれてお姉ちゃんになったばかりの5歳の”みいちゃん”が、お母さんにおつかいを頼まれるところから始まります。
おつかいに行くお店は、すぐそこにあるお店のようですが、一人でお出かけしたことのない”みいちゃん”にとっては、大冒険の始まりとなりました。
果たして、”みいちゃん”は無事におつかいを済ませることができるのでしょうか!?描かれた絵の中には、たくさんの遊び心がいっぱいで、お話を読むだけでなく、目で見ても楽しめる絵本になっているようですよ。
人気テレビ番組「はじめてのおつかい」と関係あるの?
先ほども書いたように、絵本『はじめてのおつかい』の初版は、1977年。
もう40年以上も前のお話なんですね!テレビ番組「はじめてのおつかい」が始まったのは、1991年とのことですので、世に出たのは絵本のほうが先ということになります。
もともと「はじめてのおつかい」は、「追跡」という情報番組のコーナーの一つだったそう。私も微かに記憶があるのですが、のちに東京都知事を務めた青島幸男さんが司会をされていた番組です。
この番組では、今ではおなじみの”大家族もの”や”ぶらり途中下車”や”都バス”の旅の企画の元祖となるようなコーナーが目白押し。「はじめてのおつかい」も、人気コーナーから一つの番組として独立し、長い歴史を刻んでいるのですね。
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読んだ人の感想は?
Twitterで、『はじめてのおつかい』に関するつぶやきを探してみると…。
今読んでる本に子供に読み聞かせは効果的みたいな文があるんだけど、そーいえばうちの両親読書全然しないけどうちにめっちゃ読み聞かせしてくれた覚えあるわ
「はじめてのおつかい」っていう絵本が好きで何回も読んでもらった記憶あります笑— タピオカ丸 (@panna_cotta3113) December 15, 2017
子どもの頃、読んでもらった、とか
もう11年前くらいかなぁ…
次女が幼稚園の時にハマって毎日毎日1ヶ月くらい寝る前に一緒に読んでたのがこの絵本…飽きて他の本読みたいのにしばらくこればっかりやった…
あー懐かしい思い出…#林明子原画展 #林明子#福音館書店#はじめてのおつかい #絵本#絵本カフェ#こどものとも pic.twitter.com/DblZjcnhfk— おおかみ あやこ (@Klse4401) November 29, 2017
自分の子どもに読んであげていた…という声が多かったです。
絵本と言えば…
はじめてのおつかい
読んであげる度に
涙が出たなぁ…子どもたちが大きくなっても
まだたくさん家にありますね~
#ちょうどいい pic.twitter.com/vpH5kwKnxP— ハレルヤ (@ashitamo_8008) November 26, 2017
こういう本って、読み聞かせしてると、ついつい目が潤んでしまうんですよね。
子どもの頃「はじめてのおつかい」っていう、女の子が1人で牛乳買ってくるって絵本を読んでもらったんだけど、大人からしてみれば「頑張っててかわいい」なんだろうが、突然後ろからやってくる車にクラクション鳴らされたり、誰もいない店前で途方に暮れる姿とかがリアルで恐ろしかった。
— みつあみやぎこ (@_vl0_0lv_) November 27, 2017
読んでもらってる子どもは”みいちゃん”頑張れ〜!と思うんでしょうが、大人目線で見ると、いろいろゾッとする場面もあるかもしれません。
今日は林明子原画展へ。
「はじめてのおつかい」「あさえとちいさいいもうと」「こんとあき」は、小学1、2年生のときに何度も何度も読んだ大好きな絵本で、見ていて涙が出てきた。お姉ちゃんである女の子の姿が、自分と重なってたのかもしれない。 pic.twitter.com/EriKZ6LnaD— ゆう (@Aug1yuh) December 17, 2017
林明子さんの原画展が開催されていたとか…!知らなかった…。
次の開催地は、2018年春の宮城だそう。お近くの方は、ぜひ、足を運んでくださいね〜。
少し経ちますが…
伊丹市立美術館で『絵本のひきだし林明子原画展』。子供が小さい頃林明子さんの絵本はよく読み聞かせしたり、本人も読んだりしていたので懐かしかった。《はじめてのおつかい》《こんとあき》など、ほとんど知ってるお話ばかりなので、皆さん優しいお顔で鑑賞されてた#Bura_Bi_Now pic.twitter.com/DnHj5Abw6k— masa_giorno (@masagiorno) December 20, 2017
林さんの絵本で私のお気に入りは、こちらの写真にもある『こんとあき』。
このお話も、小さな女の子が大冒険をするお話です。これがまた泣けるんだぁ〜。
まとめ
今回調べてみて、絵本の『はじめてのおつかい』が、40年も前に出版された本だということがわかりビックリでした。
古くてもせいぜい20年くらい前かな?と思っていたので…。
筒井さんの優しいお話と、林さんの温かい絵柄がロングセラーの理由なんでしょうね。
子どもにどんな絵本を読み聞かせたら良いのかわからない…と悩んでいる親御さんも多いと思いますが、まずは、『はじめてのおつかい』のようなロングセラー絵本から試してみるのはどうでしょう?
こういった絵本は、図書館にも置いてあることが多いので、親子で一緒にお気に入りの絵本を選んでみてくださいね。
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