夏になると、プールや海、山、花火大会など、お出かけの機会も増えますよね。
日焼けや熱中症対策に合わせ、しっかりと準備しておきたいのが害虫対策。
ここ数年、国内でも、蚊が媒介する”デング熱”を発症する人が出たため、各地で蚊を駆除する光景がニュースにもなっていました。
家庭用の虫よけ・殺虫剤もいろいろなものが販売され、用途に合わせて、使い分けている方も多いかもしれませんね。
でも、つり下げておいたり、身につけておくだけで虫よけができるグッズでは、蚊を除けたり殺したりすることができないようです。
一体、どういうことなのでしょうか?
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目次
市販の虫よけグッズを使うと、ホントに蚊は寄ってこない?
最近は、100円ショップでも、虫よけ・虫取りグッズが販売されています。
お値段もお手頃なので、私も試しに一つ買ってみたのですが…。
どうやら、つり下げておくタイプや身につけるタイプ(ブレスレットやシールになったもの)では、私たちの血を吸いに来る蚊を除けることはできないとのこと。
もし、お手元にそのような商品があれば、裏や側面に書かれている品質表示欄を見てみてください。
【適用害虫】のところに、ユスリカ・チョウバエと書かれていませんか?
これらの虫は、ヒトや動物の血を吸う”蚊”とは別のものです。
ユスリカは夕暮れ時に集まって柱状のものを作っているアレで、チョウバエはハエをもっと小さくしたようなヤツでトイレや水回りでよく見かけるアレ。
どちらも、特にこちらに向かって飛んでこなければ、気も付かないような小さな虫たちなんですけどね…。
まぁ、不快と言えば不快ですし、病気の原因になることもあるので害虫ということになっているのでしょう。
虫除けグッズを買うときには、成分表示をチェック!
では、血を吸う蚊を寄せ付けないようにしたり、駆除するためには、どうすれば良いのでしょうか?
一番、手っ取り早いのは、蚊取り線香でしょうか。
蚊取り線香は、火を付けることでピレスロイドを揮発させ殺虫効果を得るもの。
蚊取り線香と言えば、ゆらりと立ち上る煙が印象的なので、この煙が蚊を殺していると思いがちですが、実は、燃えている部分の少し手前から殺虫成分が出ているそうですよ。
電気(電池)タイプの蚊取りでも、プレストロイドを揮発させるというところは同じですが、小さなお子さんのいるご家庭ではこちらのほうが使いやすいかもしれません。
また、スプレータイプのものを買うときにも、裏面・側面に記載されている成分表示をチェックしてみてくださいね。
【効能】や【適用害虫】の欄に、”蚊(成虫)”と書かれているものを選びましょう。
せっかく買ったのに、蚊に対して効果がないというのはガッカリですものね。
天然成分入りの虫除けなら子どもにも安心
先ほどご紹介したようなスプレータイプの虫よけには、”ディート”というものが含まれているものが多いです。
高い虫よけ効果が期待できるのですが、高濃度のディートを大量に使用したり、誤飲したりすると健康被害が出ることもあるとか。
普通に使用する分には、全く問題ないのですが、ディート入りの虫よけ剤には、生後6ヶ月未満の赤ちゃんには使用しないよう注意書きが書かれています。
じゃあ、赤ちゃんとお出かけするときには、どうすれば良いの!?という話なのですが…。
我が家では、天然由来のものから作られているスプレーを愛用してました。
ハーブの香りがキツい気もしますが、これくらいの香りがしないと虫が除けてくれないのでしょう。
気休め程度かもしれませんが、やらないよりマシかな…と、子どもが小さい頃には、せっせと吹きかけてましたよ。
まとめ
100円ショップで、ぱっと見、虫よけとはわからないようなブレスレットタイプのものを買ったのは、良いのですが、効果があるのは刺さない虫ばかりということを知り、愕然とした私…。
まぁ、それでも、イヤな虫が近づいてこないほうが良いか…と思い、使っています。
もし、今後、山に登ったり、公園に遊びに行くことがあれば、しっかりと蚊を寄せ付けないタイプのものを使いたいと思います。
皆さんも、お出かけのときには、虫よけグッズをお忘れなく〜!